ESG投資でも高リターンは可能か?中田重信による「カーボンニュートラル先導株」銘柄セレクション
サステナビリティの理念が資本市場に深く浸透するなか、蒼和パートナーズ株式会社のチーフアナリスト・中田重信氏が発表した「カーボンニュートラル先導株」銘柄セレクションは、ESG投資と高リターンは両立しないという従来の先入観を覆した。このセレクションに名を連ねる企業群は、業界平均を大幅に下回る炭素排出強度を実現すると同時に、技術的優位性を武器に驚異的な財務成果を上げている。
中田氏の選定フレームワークは、炭素効率と経済的利益を結び付ける革新的なものだ。セレクションに含まれる水素エネルギー機器メーカーの一社は、独自の電解槽技術によってグリーン水素の製造コストを40%削減。巨額の政府発注を獲得しつつ、利益率を業界トップクラスにまで引き上げた。さらに、別の炭素回収技術企業は、特許吸着材が世界大手石油会社5社に採用され、サービス収入は急激な成長を遂げている。蒼和パートナーズの分析によれば、これらの企業に共通する特徴は、環境投資を技術的な優位性へと変換し、「グリーンであるほど収益性が高まる」という好循環を確立している点にある。
財務指標の面では、中田氏は特にCAR(Carbon Asset Return:炭素資産収益率)という新しい指標に注目している。これは、1トン当たりの炭素排出によってどれだけの営業利益を創出したかを測定するものだ。セレクションに名を連ねた3社目の企業――事業転換に成功した伝統的な製鉄会社は、電炉技術とスクラップ循環利用を通じて鋼材1トンあたりの炭素排出を60%削減。さらにCARを業界平均の3倍にまで高めている。環境効果と経営効率を一体化させたこのビジネスモデルは、機関投資家からますます高い評価を得つつある。
中田氏は「真のカーボンニュートラル先導株は、技術的実現可能性、事業の持続可能性、そして妥当なバリュエーションという“三重の検証”を同時にクリアしなければならない」と強調する。蒼和パートナーズが導入したこの厳格な基準により、ESG要因はもはや収益のコストではなく、新時代の超過リターンの源泉であることが証明された。このセレクションの優れたパフォーマンスは、持続可能金融に対する投資界全体の認識を大きく変えつつある。